2024/10/25 12:14

ここで紹介する「4つの備え」を参考にしていただき、ご自宅で必要な備えについて話し合ってみてくださいね。
情報の備え

災害時には停電が発生し、テレビやインターネットが遮断され、スマホも充電切れになってしまう可能性があります。
インターネットが使えないことを前提に、アナログでの備えも行いましょう。
・連絡先
家族の連絡先や、学校や職場など災害時に必要になる連絡先はメモしておきましょう。
また、災害伝言ダイヤルの使い方についても理解しておくと良いでしょう。
・ハザードマップ
自治体が配布するハザードマップをあらかじめ確認しておきましょう。
ハザードマップを見れば、災害の種類ごとに被災想定地域やリスクの高さ、避難場所などを確認できます。
お住まいの地域の災害リスクや、指定緊急避難場所へ向かう避難ルートが分かっていると安心です。
・健康情報
災害時にお薬手帳があれば、処方箋なしでもお薬をもらうことができ、避難所での診察にも役立ちます。
またアレルギーの有無やワクチン接種記録なども控えておくと、安心です。
物資の備え

大地震が起きた場合、1週間を乗り切るための物資を備えておく必要があります。
すべての物資を持って避難することはできないので、家庭備蓄と避難バッグを分けて用意することをおすすめします。
・1次避難バッグ
避難する際にすぐに持ち出せるバッグ。
両手が空くリュックで持って走れる重さで、生活必需品や命を守るものを優先して入れておきましょう。
大切なのは、1次避難バッグをしまい込まないことです。
いつでも使えるように玄関近くに置いておき、必要なときにすぐに取り出せるようにしましょう。
非常用持ち出しリストの中身については、こちらの記事もご参考にしてください。
・2次避難バッグ
一時帰宅の安全が確認できたら取りに戻り、持ち出すバッグです。
2次持ち出し品として備えておくとよいものは、携帯トイレや追加の非常食、着替えなど1次避難時に持ち出せなかった必需品です。
冬場は防寒対策用品、夏場は熱中症対策用品も必要です。
避難所で生活することを想定し、だいたい1週間分備蓄しておくと安心でしょう。
・携帯避難ポーチ
外出中に災害が起きた際に役立つのが、携帯避難ポーチです。
現金(小銭)や絆創膏、常備薬、マスク、ウェットティッシュ、生理用品、ゴミ袋など、非常時に最低限必要なものを常時持ち歩きましょう。
・家庭用備蓄
自宅の安全が確保できているのであれば、在宅避難のほうが良いと思われる方も多いでしょう。
生活に必要なものを1週間分備蓄しておくと良いでしょう。
避難行動の備え

いざという時にパニックにならないよう、普段から避難時の行動について家族で話し合い、シュミレーションしておくことが大切です。
地震の際にはできるだけ安全の場所に移動して、特に頭を守ります。
大きな揺れのときは、まず身を守ることが一番です。
揺れがいったん収まってから、調理器具や暖房器具などの火を消しましょう。
例えばこちらのアプリを使用すれば、3分で災害時を想定した避難訓練をすることができます。
https://www.sp-hinan.jp/安全の備え

自宅の家具は転倒防止金具などで固定し、倒れにくくしておくことが大切です。
また飛散防止フィルムを貼って、食器棚や窓などのガラスが飛散しないようにしておくと安心ですし、他にも粘着性マットの活用もおすすめです。
他にも、寝室にはできるだけ家具を置かないように心がけ、手の届くところに懐中電灯やスリッパ、ホイッスルを備えておきましょう。